*** シーケンス記述言語 「TFL-II」 (未完成) *** 福井 利夫 toshio.fukui@nifty.com ● はじめに これはゲームのシーケンスを記述をするための言語として作成していた言語です。 内容的にはアドベンチャーゲーム等の紙芝居的なもの考えていました。 未完成で、音楽関係、コマンド選択、マウス制御が作られていませんがいませんが、 簡単なデモ程度なら作れます。 もともと、Z-80用のTFLを使っていて、汎用言語だとめんどくさい記述が多かった、 という経験のものに、シーケンス記述専用になり、実行速度優先の言語仕様と なっています。 使用できる機能は、以下のとおりです。 * データの読み込み、保存 * 画像データの読み込み、保存 (オリジナル形式) * テキスト画面の制御 (複数ウインドウ表示等) * 式評価、分岐等 * その他いろいろ ただし、このドキュメントのうち、どこまでを実装しているのかは謎です。 X68kを持っていなかったので、あちこちの友人宅のX68kを借りたりして作業してました。 ゲームへの興味がなくなると同時に没になりました。 ● 起動方法 起動方法は次のとおりです。 TFLII[ret] 起動時には、TFLSTART.TXTが読み込まれます。 TFLSTART.TXTの中身は次のようになっています。 L:<ファイル名> ... 結合するバイナリモジュール (いくつでもOK) P:<16進数4桁> ... テキスト暗号化の値 T:<ファイル名> ... テキストを読み込み実行 ● 文法等 ステートメントは英単語ではなく1文字ずつ意味を持ちます。 したがって、最初の一文字目で、以下の種類を持ちます。 # ... コメント W ... テキスト G ... グラフィック C ... CRT設定 M ... 音楽 K ... キー入力 S ... 選択 J ... 分岐 L ... ラベル ステートメントには式が記述できますが、式は、 (((A+D)*3)-4) といった具合ですべて括弧で囲む必要があります。 ・画面設定 C CI グラフィックをONにして画面クリアします CC <ページ番号> 指定したグラフィックページをクリアします CM <モード番号> 指定した画面モードにします CS <ページ番号> グラフィック画面の表示位置を指定します ・テキストウインドウ W W <ウインドウ番号> "文字列" 文字列を指定ウインドウへ表示します。 文字列内には以下の特殊記号が使用可能です。 \ ... コントロールコード N 改行 C クリア H ホーム P 一時停止 \ \ (\\で\になります) I<カラーコード> 色を変更 L カーソル位置移動 S 次の行まで無視(コメント) W <ウインドウ番号> S ,,, ウインドウを(X1,Y1)-(X2,Y2)でオープンします。 W <ウインドウ番号> C ? ・グラフィックコマンド G 記述は以下のように行います。 G [G|P], , , , , <ページ番号>, <アドレス>, <オプション> ^^^^^ モード モードGの時、指定情報の画像をGETします。 モードPの時、指定情報の画像をPUTします。 オプション ・GETの時 I ... イメージデータ A ... 独自形式圧縮フォーマット P ... PIC形式ファイル (多分、これは予定だけのはず) ・PUTの時 I ... イメージデータ A ... 独自形式圧縮フォーマット P ... PIC形式ファイル (多分、これは予定だけのはず) C ... 拡大アルゴリズム1 B ... 拡大アルゴリズム0 S ... 縮小アルゴリズム0 C,B,Sの後倍率 ",,"が指定されます。 ただ、作りかけでまともじゃないと思います。 ・その他 不明 以上